「みんな死ぬなよ!」
これは昨夜、サザンの桑田佳祐さんが「おいしい葡萄の旅」
という全国ツアーの千秋楽の武道館で連呼された言葉です。
5年前、2010年7月31日に桑田さんはラジオ番組で
自身が初期の食道がんであることを公表されていました。
http://www.oricon.co.jp/news/78647/full/
「生まれ変わって帰ってまいります」と。
その後、食道がんの外科手術を受けて無事、5年が経過しました。
今日までの5年間は、きっと想像を絶するものだったのでしょう。
というのも、先週のラジオ番組で桑田さんはこう語っていたのです。
「これでやっと5年経ったんだ」
「でも、もしかしたら再発するかもしれない……」
がんが再発するかもしれない恐怖と闘いながら、音楽活動を
続けて来られたので、最近の作品はファンにとって格別です。
あれから5年経って、果たして、自分は生きていた。
そして子供の時にビートルズを見た武道館に生きて還ってきた。
戦後70年の節目に、靖国神社の入り口で「蛍」を熱唱した。
桑田さんは昨夜、こうも語りました。
「がんで闘病中の人もいるでしょうね」
「いい医者を選ぼう!」
そして
「みんな死ぬなよ!」
3カ月前の大阪でのステージは観ましたが、
昨夜のステージは友人からの報告です。
大好きな桑田さんと私は3つ違いで、ほぼ同世代のようなもの。
そういえば昨日、大学の同級生(医師)の訃報が届いたばかり。
助かる人がいれば
旅立つ人も、いる。
生かされているのは、ちょっとした運なのかもしれません。
そして、いいお医者さんと巡り会うのも運なのか努力なのか。
とにかく、大好きな桑田さんと一緒に生きていきたい!
桑田さん、手術5年目を無事迎えて、おめでとうございます!
それでもまだ「それはがんもどきだ」「早期発見・早期治療などない」
と言い張る偉いお医者さんがいて、多くの国民がそれを支持しているのです……
PS)
近著、「長尾先生、近藤誠理論のどこが間違っているのですか?」は、
発売2週間しか経っていませんが、もう3刷りに入ったとのこと。
応援していただいたみなさまに、この場をお借りして感謝申し上げます。
そして私からも一言、言わせてください。
「みんな死ぬなよ!」