《0205》 「順応」という強い味方 [未分類]

さらに半年経過し、また定期検診を受けました。

驚いたことに遠視は少しだけ改善していました。

どうやら、「順応」という天の恵みがあったようです。

 

無意識のうちに眼を細めて、なんとか小さい字を読もうとする癖は相変わらずですが、
視力検査の数値は1年半後に少し改善したのです。
老眼鏡を外しても、なんとか生きていけそうな気がしてきました。

 

胃の全摘術を受けた方も、胃が無い生活に慣れるまで1年以上かかります。

膝の手術を受けた方も、本当の回復には同様に結構長い期間を擁します。

なんでも人間が手を入れると、慣れるまで2~3年はかかるようです。

 

レーシックも「1年は見てください」と言われたことを思い出しました。

たしかに1年以上、できれば2年というスパンで見ないと評価はできません。

現在、その約2年が経過したところです。

 

引越しでも、転職でも、結婚でも、なんでも

「順応」するには時間がかかります。

しかし「順応」こそ、人間への大きな味方だと思います。

 

私は、レーシック手術を受けたことを後悔していません。

予想より強く遠視になり、失ったものが10あるとしたら、

得たものも12ある、と感じます。

 

現在、眼鏡なしでスポーツができて、サングラスもかけられます。

もし無人島に流されても、眼鏡無しでなんとか生きていけそうです。

大雑把な性格が、さらにええ加減になったことも良いこと(?)でした。

 

まあ、少なくとも、近視は治ったわけです。

だから、プラスマイナスで言うならば、やはりプラス2なのです。

そんなある日、同年齢のある高名な医師にレーシックについて聞かれました。

 

私は、「50歳を超えたらレーシックは絶対に止めておくように」と

自らの体験を話し、彼に強くそう忠告しました。

しかし、彼は私の忠告を無視して手術を受けたそうです。なんと・・・

 

医者とは、このように結構な頑固な人種なのです。(続く)