《0022》 末期がんの平均在宅期間は1カ月半 [未分類]

末期がん患者さんの平均在宅期間は、1カ月半と言われています。
介護認定には、申請してから約1カ月弱を要します。
したがって、亡くなってから、「要介護度」の通知が届くこともあります。
GWなど祝日が続く場合、認定調査の前に患者さんが亡くなることも時々あります。

せっかく10年間、保険料を払ってきたのに、1円も保険を使わない(使えない)人もいます。
その場合、患者さん側に自己負担を強いるか、気の弱いケアマネさんなら自腹を切ることになります。

介護保険は、認知症などのゆっくりした経過の病気の介護を想定して作られているようで、末期がんなどの短期間で急激に変化する病状には、上手く対応できない時があります。

このような介護保険に関する基礎知識を知っておき、早め早めに準備をしておくことが大切です。
不明な点は、遠慮なくケアマネさんに相談しましょう。
在宅療養では、ご近所の評判のいいケアマネ探しが、医者選び以上に重要なのです。