《0235》 今日から合剤の長期処方が可能に [未分類]

第1巻で、「合剤」について書きました。
高血圧のお薬でARBとカルシウム拮抗剤の合剤、
そして降圧剤とコレステロールのお薬の合剤。

これらは今年発売されたばかりの新薬としての扱い。
新薬は、1年が経過するまで2週間投薬しかできませんでした。

大半の生活習慣病患者さんは1カ月投薬です。
せっかく便利なお薬が出来ても、なかなか使えませんでした。

しかし、前倒し政策で12月10日から解禁される「合剤」が、沢山あります。
正月休みの長期投薬を見越した通達、だと思います。

年末年始は、睡眠薬など投薬期間に制限のあるお薬は
1週間程度長く投薬することが特別に認められています。
帰省などの理由を、レセプトに書くことが要件です。

普段2週間投薬の人でも、年末年始は忙しいとのことで
1カ月投薬を希望する人が増えてきました。
4週間投薬の人は、5週間投薬を希望されます。

何かと慌ただしい年末の外来です。
合剤への変更もぜひ相談してみてください。
経済的にも、お得な場合が多いです。