《0239》 富山型デイサービス [未分類]

先週末、NPO法人にぎやかの阪井由佳子さんを尼崎にお招きして、
「富山型デイサービス」の講演を拝聴しました。
演題は、ズバリ、「死ぬまで面倒みます」。

富山型デイサービスとは、老人だけを隔離するのではなく、老若男女、
さらに動物までが一緒になった、自然型デイサービスでした。
人間は、自分より若い人と一緒にいたいもの。

さらに、デイサービスで看取りまで行っていました。
「看取りには、医者、看護師、ケアマネも要らない」と、お話しされました。

と言いながらも、DVDを見ると、にぎやかには看護師も医者も一応いるようでした。
「介護マインド」のことを、そう表現したのでしょう。

「病院は死ぬ所ではない」
「病院というなら生きて退院させてほしい」
「そして看取りの場所に、余計な医療マインドは要らない」と。

まさに我が意を得たり、のお話でした。
阪井さんたちの温かい心が、日本人の死生観にゆっくりゆっくりと
浸み入ってほしいと願いました。

今日は、親父の命日。
三十数年前に想いを馳せながら書いています。