《0250》 医療の不確実性 [未分類]

先日、久しぶりにゴルフに行きました。
前日、入念に練習してからティーグランドに向かいました。
しっかりアドレスして、慎重にテイクバックして・・・

結果は、大きくスライスして絵に書いたようなOBでした。
気を取り直して、2球目を打つと、今度はチョロでした。
気が動転しながら、パターをすると、なんと5パット!

まあ、私はアマチュアですから、どうでもいいのですが。
昨年、石川遼選手の試合ラウンドについたことがありました。
なんと彼は、出だしの6ホールで、2つもOBを出しました。

あの石川選手でもOBをするのを見て、なんだか安心しました。
しかし、彼はプロで、私はアマチュア。
彼のOBは、プロの「ミス」です。

OBをしないためには、アイアンで刻むという方法があります。
しかし、5番アイアンだと、OBすることもあります。
ならば、ピッチングウエッジにすればどうか?

いや、それでも「リスク」は、少しあります。
ならばいっそ、パターでテイーショットすれば「安全」です。
しかし、一体、何をしているのか分からなくなります。(笑)

いくら練習を積んで、準備万端に備えても、そして
あの遼君であっても、「ミス」することはあります。
相田みつおさんではありませんが、「人間だもの・・・」

ちなみに遼君は、OBしても、「逮捕されません」
しかし、医者は、OBすると、「逮捕される」かもしれません。

いや、「OBでないのに仲間が逮捕・糾弾されてきた」
という、いくつかの「歴史」があります。

今、歴史と言いましたが、正確には、
それは、現在進行形で続いています。

尊敬する小松秀樹医師がよく使われる言葉に、
「医療の不確実性」があります。
遼君なら、「ゴルフの不確実性」でしょうか。

医療者なら誰でも理解できるが、
患者さんには理解されにくい言葉。
それが、「医療の不確実性」。

クリスマスの夜に、今年、このブログで
一番書きたかった、この言葉を書かせて頂きました。