《0274》 インフルエンザ、いつまで「新型」? [未分類]

インフルエンザが流行してきました。

昨日は10名ほどの患者さんがいました。

新型インフルが、主流だと聞いています。

 

では、今からでもワクチン接種は有効でしょうか?

 

当院でも、毎日、ワクチン希望者が来られます。

免疫獲得まで、2、3週間程度は必要とのことですが、

もっと早く効果が出ると主張する専門家もおられます。

 

昨年、新型インフルエンザに罹った人は、免疫があるので

理論上は、もう新型インフルには罹らないはずです。

しかし、季節性インフルには罹る可能性はあります。

 

昨年打った新型インフルワクチンは、まだ有効でしょうか?

ワクチンの効果は半年前後ですから、再度接種が必要です。

インフルワクチン接種は、毎年必要とお考えください。

 

では、いつまで「新型」と呼ぶのでしょうか?

出現からもう1年半以上たっているのに。

そんな素朴な疑問に、専門家にこう説明して頂きました。

 

季節性インフルウイルスは、A型もB型も毎年、変異します。

ウイルスは、絶えず変異を繰り返し、生き延びるもの。

しかし新型ウイルスは、まだ変異していません!

 

新型ウイルスは、現在、若年者と妊婦などを襲っています。

時に激しく襲いますから、油断は禁物です。

若年者の大半を襲ったあとに高齢者がターゲットになります。

 

新型インフルが、高齢者インフルとなったあたりから

ウイルスの変異が始まると予想されています。

現在はまだ「新型」と呼んだ方が、世間は注意を喚起します。

 

また、新しい型のウイルスが出現するかもしれません。

ですから、まだまだ、「新型」と呼ぶそうです。

ということで、みなさま、とにかく油断は禁物です。

 

充分な手洗いと、早期診断、早期治療です。

個人はもちろん、集団感染を防ぎましょう。

「疑わしきは出社せず」を守ってください。