インフルエンザが流行してきました。
昨日は10名ほどの患者さんがいました。
新型インフルが、主流だと聞いています。
では、今からでもワクチン接種は有効でしょうか?
当院でも、毎日、ワクチン希望者が来られます。
免疫獲得まで、2、3週間程度は必要とのことですが、
もっと早く効果が出ると主張する専門家もおられます。
昨年、新型インフルエンザに罹った人は、免疫があるので
理論上は、もう新型インフルには罹らないはずです。
しかし、季節性インフルには罹る可能性はあります。
昨年打った新型インフルワクチンは、まだ有効でしょうか?
ワクチンの効果は半年前後ですから、再度接種が必要です。
インフルワクチン接種は、毎年必要とお考えください。
では、いつまで「新型」と呼ぶのでしょうか?
出現からもう1年半以上たっているのに。
そんな素朴な疑問に、専門家にこう説明して頂きました。
季節性インフルウイルスは、A型もB型も毎年、変異します。
ウイルスは、絶えず変異を繰り返し、生き延びるもの。
しかし新型ウイルスは、まだ変異していません!
新型ウイルスは、現在、若年者と妊婦などを襲っています。
時に激しく襲いますから、油断は禁物です。
若年者の大半を襲ったあとに高齢者がターゲットになります。
新型インフルが、高齢者インフルとなったあたりから
ウイルスの変異が始まると予想されています。
現在はまだ「新型」と呼んだ方が、世間は注意を喚起します。
また、新しい型のウイルスが出現するかもしれません。
ですから、まだまだ、「新型」と呼ぶそうです。
ということで、みなさま、とにかく油断は禁物です。
充分な手洗いと、早期診断、早期治療です。
個人はもちろん、集団感染を防ぎましょう。
「疑わしきは出社せず」を守ってください。