抗インフルエンザ薬と言えば、タミフルとリレンザでした。
リレンザは、上手く吸入が出来るひとが対象です。
しかし昨年から、新たに2つのお薬が加わりました。
「ラピアクタ」と「イナビル」という新顔です。
ラピアクタは、1回で済む注射薬。
イナビルは、1回で済む吸入薬。
ラピアクタは、重症者や入院患者さんが対象でしょうか。
当院では、受験生や在宅患者さんに使うかもしれません。
イナビルも1回ですが、私はどちらもまだ使っていません。
4つのお薬には、今後いろんな評価がなされるでしょう。
しかし、現在は、タミフルが基本薬だと私は思います。
当院では「インフル、じゃあタミフル」は、今年も変わりません。
インフルエンザの怖さは、時に重症化し、死に至ることです。
最近、重症化のメカニズムが徐々に解明されつつあります。
簡単に言えば、どうやら重症化し易い「体質」があるようです。
いずれにせよ、早期治療が重要です。
1人でも死者を減らすためです。
それには早期にタミフルを飲むことだと、思います。