《0276》 私がインフルに罹らない理由 [未分類]

インフル患者さんの咳を顔面で受け止める毎日です。

患者さんは、自分はインフルとは思っていません。

簡易キットをする前に、必ず診察が要ります。

 

思い切り、ウイルスを浴びます。

鼻から、口から、ウイルスが入って来るのが実感できます。

医療者とは、ウイルスも細菌も放射線も浴びっぱなしの職種。

 

死んだら、終わり。

ウイルス性の劇症肝炎で亡くなった医療者もいました。

かなり危険な仕事だと思います。

 

家に入れてくれない奥さんもいるそうです。

もし子供や受験生にうつしたら大変なことです。

ホテル住まいを命じられた開業医もいるとか。

 

冗談はさておき。

何故、町医者はインフルに罹らないのか。

私の知る町医者は誰もワクチン接種を受けていません。

 

鼻水中のインフル抗体を測定したら、

開業医は全員異常に高いそうです。

そして高いのはみな開業医だったそうです。

 

毎日、毎年、浴びまくるので、自然免疫を獲得するのでしょう。

インフルのみならず、ノロウイルスにも免疫があるようです。

病院ですと医療者の鼻腔からMRSAが高頻度に検出されます。

 

そういえば、マスクをしていない開業医が多いですね。

私もあまりしていません。

簡易なマスクで感染が防げるとは思えないからです。

 

一方、手洗いは、何度もしっかりします。

自分がウイルスの運び屋にならないことは職業倫理です。

もちろん患者さん中心に考えています。

 

みなさん、マスクよりも手洗いです!