この時期、町医者はがぜん忙しくなります。
冬だけやっている河豚屋さんと似ています。
3種類の患者さんを診なければなりません。
1)通常診療
2)インフル診療
3)ワクチン診療
この3つの患者さんの動線が交わらないように
診療することになっています。
しかし現実には至難の業です。
なぜなら、どの患者さんがインフルなのか
最初は分からないからです。
熱が無いインフル患者さんも結構います。
1)のつもりで受診されて待合で熱が出る人。
3)のつもりで受診される人。
単なる風邪と勝手に信じて受診する人。
空間的に分けられない医療機関は
時間的に分けて診療します。
昼休みをインフル診療に当てるなど工夫します。
当院では受付で問診して、3者を振り分けますが、
どうしても漏れる患者さんが出て来ます。
完全な区分けは無理です。
昨年は、門前でチェックしていましたが今年はまだ。
そろそろ考えなくてはいけません。
当然、この時期の医療機関では感染の可能性が高いです。
もちろん様々な工夫、対策は投じています。
空気清浄機のたぐいや、加湿器など。
しかし、どんなに頑張っても、完全ではありません。
決して驚かす訳ではありませんが、
そのつもりで来院してください。
医療機関には、ウイルスが一杯です。
行かれる前に電話で問い合わせることも
一法だと思います。
専用時間、空いた時間に受診してください。