《0277》 3種類の患者さん [未分類]

この時期、町医者はがぜん忙しくなります。

冬だけやっている河豚屋さんと似ています。

3種類の患者さんを診なければなりません。

 

1)通常診療

2)インフル診療

3)ワクチン診療

 

この3つの患者さんの動線が交わらないように

診療することになっています。

しかし現実には至難の業です。

 

なぜなら、どの患者さんがインフルなのか

最初は分からないからです。

熱が無いインフル患者さんも結構います。

 

1)のつもりで受診されて待合で熱が出る人。

3)のつもりで受診される人。

単なる風邪と勝手に信じて受診する人。

 

空間的に分けられない医療機関は

時間的に分けて診療します。

昼休みをインフル診療に当てるなど工夫します。

 

当院では受付で問診して、3者を振り分けますが、

どうしても漏れる患者さんが出て来ます。

完全な区分けは無理です。

 

昨年は、門前でチェックしていましたが今年はまだ。

そろそろ考えなくてはいけません。

当然、この時期の医療機関では感染の可能性が高いです。

 

もちろん様々な工夫、対策は投じています。

空気清浄機のたぐいや、加湿器など。

しかし、どんなに頑張っても、完全ではありません。

 

決して驚かす訳ではありませんが、

そのつもりで来院してください。

医療機関には、ウイルスが一杯です。

 

行かれる前に電話で問い合わせることも

一法だと思います。

専用時間、空いた時間に受診してください。