《0291》 インフルで学校や会社を休む期間 [未分類]

新型インフルは、現在、子供 ⇒若者 ⇒中年 ⇒老人の順で
感染拡大しているように感じます。
現在のインフルは、ほとんどが「新型」だそうです。

「新型か季節性を区別してもらってきなさい」と命じられた方が
来院されましたが、現時点では、区別する必要はありません。
インフル=新型、と考えておいてよい、とのことです。

さて、お薬がよく効いて翌日から登校・出勤される人がいます。
また、昨日インフルと診断したのに、今日、早々とリハビリに
来院されるといった人もいます。

5日間程度、家でじっとしているのはつらいことかもしれません。
私の診療所がある尼崎市では学級閉鎖や出席停止について、
以下の通達が出ていますので、参考にしてください。

[1]学級閉鎖について
(1)学級閉鎖の取扱い
幼児・児童・生徒のうち、インフルエンザA型陽性者がクラス人数の概ね15%以上
(30人以下のクラスの場合は5人、31人以上のクラスの場合は6人)確認された場合、
学級閉鎖について協議する。

(2)学級閉鎖の期間5日間
(インフルエンザA型陽性者がクラス人数の概ね15%以上となった日を1日目とする。
なお、学級閉鎖日の翌日から必ず4日間は登校しない状態にすること)

[2]出席停止について
感染者は、発症した日の翌日から7日間、又は、解熱した日の翌々日までは、出席停止とする。
ただし、解熱後もしばらく感染力が続く可能性が明らかなので、可能な限り、7日間の出席停止を指導すること。

診断書などは、特に必要ないと思います。
当院では診断書の代わりに、簡易検査結果票をお渡ししています。
そしてとにかく自宅安静の必要性を、納得いただけるまで説明します。

既にインフルと診断されているのに、マスクを外して咳をしまくり
ウイルスを撒き散らす人が時々おられます。

「自分さえよければいい」、といった世相を感じることがあります。
院内でマスク着用をお願いすると、逆ギレされることもあります。

タバコについても、せめてインフルの時はやめてほしいのですが、
それを言うと、また逆ギレして、思い切り咳を吹きかけられます(悲)

自宅安静期間の休暇の取扱いは、企業によってかなり差があります。
「この不景気にとても休めない」と、食ってかかる人もおられます。
しかし、インフルは大手を振って休める病気だと割り切ってほしいです。