《0295》 アルコール依存症の治療(その2) [未分類]

そもそもアルコール依存症とはどんな病気でしょうか。
よく酒好きの人に冗談で「アル中」とからかいますが、
知っているようで知らないのが、この病気です。

①飲酒への欲望、精神的依存
②飲酒量のコントロールができない
③禁酒すると禁断症状が出る
④耐性の証拠
⑤長い酩酊状態
⑥入院しても酒がやめられない。

以上6項目のうち、3項目以上を満たした場合を
「アルコール依存症」と診断するそうです。
もちろん依存症の一歩手前の予備軍もいます。

誰も時間をかけて、徐々に依存症になっていきます。
機会飲酒や習慣的機会飲酒(週末だけなど)は正常です。

晩酌となると少し怪しくなってきますが、まだ「依存」で、
「依存症」ではありません。

朝酒、隠れ酒、頻回飲酒となれば、立派な「依存症」です。
手の指の震え、高血圧、脂汗、幻覚などの症状は有名です。

もう一つ有名な症状は不眠です。
睡眠相の第4相がなくなり浅い眠りしかできません。
昔、毎日寝酒をしていた時に、自分も経験しました。

知らぬ間に依存症になる人が多いようです。
考えてみれば怖い病気です。