《0320》 明日は、待ちに待った「かいご学会」 [未分類]

明日3月6日は、「かいご学会イン西宮」が開催されます。
待ちに待ったその日が来ます。
認知症介護者が全国から西宮に集い、本音で語り合います。

認知症介護者を癒したい!
そんな熱い想いの女性と出会ったのは数年前。
最初は、「介護者を癒す」という意味が分かりませんでした。

しかし、認知症の在宅患者さんを沢山診させていただく中で
介護の大切さが、少しずつですが分かってきました。

介護者を支えることは、患者さんを支えること。
病院では、患者しか診ませんでしたが、在宅では、ご家族も含めて全部診ます。
家族の方がウエイトが大きいこともしばしばです。

「かいご学会」のかは介護、いは医療、ごはご近所、です。
これだけで、どんな会か想像できるでしょう。

毎年やっていますが、毎回、新たな発見があります。
学会とはシャレで、みんなで立場の垣根を越えて語り合う「場」です。

患者さん自身も参加されます。
すっかり有名になった、私が主治医を務める患者さんも参加します。

私は彼女を「女優さん」と呼んでいます。
彼女の最終の体調チェックも済ませてきました。

彼女の笑顔は、みんなに「癒し」を振りまき、介護者の笑顔は、
みんなに「元気」を与えます。

数年前、初めて知ったもう一つの言葉は、「つどい場」の意味。
確かに、家族が集う場すらなくなりました。
職場やご近所でも、なかなか集う機会が減っています。

「かいご学会実行委員会準備会」と称して、スタッフたちはこれまで、
何度も食卓を囲んで、ワイワイと集ってきました。
回を重ねるうちに、私も知り合いが増え世界が広がりました。

介護の重みと、集うことの大切さを教えてくれたのは、この「かいご学会」でした。
自分の日常のルーツです。

かいご学会イン西宮。
私自身も最初から最後まで、フル出場します。
丸尾多重子氏が主催する「つどい場さくらちゃん」が運営するとても楽しい集いです。