《0326》 日本在宅医学会で座長をします [未分類]

明日から2日間、大阪千里のライフサイエンスセンターで
第13回日本在宅医学会大会が開催されます。
私は、初日の午後3時からのシンポジウムの座長を拝命しました。

そのシンポの終了後には、市民公開講座も予定されています。
この学会には、医療者はもちろん市民も参加できます。

私自身、この数年間、毎回参加し、最近は発表もしてきました。
昨年は試験を受けて、「日本在宅医学会専門医」も取得しました。

そうそう、この学会の重鎮に何度も聞きました。
「在宅医学」という「医学」がある、そうです。
そのエビデンスを出すのがこの学会の使命です。

似たような名前の学会に「在宅医療学会」という学会もあります。
こちらは外来や在宅での抗がん剤治療を議論する学会だそうです。

私は、両者の名前が、逆のような印象を持っているのですが……。
何はともあれ、在宅医学の全国大会が大阪で開催されますので
ご興味のある方は、ぜひ遊びに来てください。

それにしても最近は、在宅絡みの学会や研究会が本当に増えました。
これも時代の要請なのでしょうか。

一部「在宅バブル」とも揶揄されますが、在宅需要は増加の一途です。
モラル、信頼、技術、透明性に裏打ちされた在宅が求められています。

さて、今回、大会長から私に与えられたテーマは、「楽しむ」。
「この手の学会は死ぬことばかり論じられているが、
本当は生きる目的は楽しむことである!」との勅命をいただきました。
ごもっとも。

それに相応しい4人のシンポジストが揃いました。
ごく簡単にご紹介いたします。

①丸尾多重子さん。
言わずと知れた「つどい場さくらちゃん」代表で、2週連続の出演。
楽しむための「か・い・ご」を熱く語っていただきます。

②小谷泰子先生。
日本で初めて歯を削らない町の歯医者さん。
嚥下障害の第一人者。
「楽しむための嚥下リハー食医のすすめー」で語っていただきます。

③服部政治先生。
癌研有明病院麻酔科・ペインクリニックの医長。
緩和医療の権威。
楽しむための「緩和医療」を、語っていただきます。

④岡原仁志先生。
山口県の大島という島でご開業。
パッチアダムスのお弟子さん。
楽しむための「ハグとユーモア」について、語っていただきます。

最後に、わたくし、長尾は……4人のエキスパートのお話を、
ただただ「楽しま」せていただこうと「楽しみ」にしております。