《0329》 共助のために深呼吸を [未分類]

すべてが想像を超えています。
テレビ映像を見ているだけで、もどかしいけど、何もできない。

壊滅地区にいる方々には情報がありません。
ラジオはあっても電源がありません。
食糧も水もなく、ないないづくしでした。

阪神大震災の時も、「この世の終わり」かと思っていましたが
すぐ隣の大阪の町が案外普通だと知った時、気が抜けました。
きっとそんな状態でしょう。

今回は規模が大き過ぎて比べ物になりません。
全貌把握だけでも相当な時間がかかるでしょう。
しかし現在は、災害の全体像をつかむことです。

早期に自衛隊が派遣されたことは、よかった。
また外国からの救援隊派遣も異例に早かった。
とにかく、今はプロに任せるしかない状態です。

本朝から東京では計画停電が始まりました。
施設医療、在宅医療に大きな影響が懸念されます。
患者さんに影響が出ないよう充分な配慮を祈るばかりです。

昨夜は、12日の朝に東北地方から介護関係の勉強会のため
来阪したが、震災で帰れなくなった若者たちと話をしていました。
現場は、医療施設のみならず介護施設の方も大変だと思いました。

世界中が日本のために祈ってくれています。
日本の非被災地の我々も、ともに祈りたいです。
祈りの中からよいアイデア、行動が生まれます。

我々も落ち着いて行動しましょう。
時々深呼吸をして1分間でも瞑想しましょう。
今はパニックにならないことが大切です。

避難されている方が、このブログを読めるはずはないので、
あくまで、これは非被災地の方に向けて書いています。

少しくらいの不便は国民全体で共有し我慢しましょう。
既に現地入りして活動している医療者から、現場のニーズが
届けられるのを待ちましょう。
その時に具体的に動きましょう。

日本中が、「共助」の気持ちを共有する時です。
今こそ、日本人の底力を出していきましょう。
そのための、深呼吸です。