今、南相馬市が、「陸の孤島」になっています。
物資の供給が絶たれてしまい、このままでは、
恐れていた2次災害で死者が出そうです。
地震に見舞われ、大津波に襲われ、遭難者の捜索が、
やっと始まったところです。
そこに原発事故で「屋内退避」を命じられています。
退避とは名ばかりで、実際は監禁状態になっており、
食も水もなくこのままではみんな死んでしまいます。
援助物資は福島まで届いていますが、南相馬市を
「汚染地域」扱いにしているため、入ってくれる車もなく
物資が届けられない状況です。
東から原発避難者が大量に到達してる福島市も、
次第に兵糧攻め状態となりつつあります。
人口30万人の福島市がもし屋内退避となれば、
どのようなことが起こるか想像もつきません。
最後に、福島県二本松市の特養で働く若き介護士さんから、
先ほど届いたばかりのメールを紹介します。
彼の呟きを、敢えて原文で引用します。
毎日が余震と疲労の日々です
阪神の方々はこれで復興したんですね
本当に凄い
今日はグループから35人を受け入れ、
明日は南相馬から10人受け入れるみたいです
これでお年寄り人口は合計で、135人です。気がめいりそうです
今日は4日ぶりに家に帰ります。
まさに「負の連鎖」が生じているようです。
医療者や介護者の悲鳴が毎日聞こえてきます。
国や県は南相馬市を見離さないでほしい。
我々、遠くの国民も見放してはいけません。
皆さんで声を出して、南相馬を救おう!
すぐ近くに避難しても、またそこが「陸の孤島」になります。
退避区域のずっと遠方に避難させないと意味がありません。
都道府県の枠を超えた広域での「避難戦略」が急がれます。
こうした「陸の孤島」を、早急にリストアップ、公開し、
メリハリの利いた重点的な支援と避難を検討すべきです。
南相馬は、その象徴です。