《0340》 介護系施設に医療資材を届けました [未分類]

昨日、仙台のNPO法人さんを通じて、尼崎・西宮からご寄付いただいた
胃ろう栄養剤や導尿カテーテルなど医療資材を、被災地に点在している
特養・老健などの介護施設に届けていただきました。

「本当に助かった!嬉しかった!」とのお礼の言葉を、いただきました。
震災12日目にして初めてお役に立つことができたような気がしました。
ほんの少しですが、ホッとしました。

被災地には既に物資が充分届いている、といった情報が入りました。
しかし、介護系NPO法人さんに確認すると医療資材は全く不足とのこと。
どうも、被災地での分配が上手くいっていないようです。

また、どうしても病院などの医療系施設に優先的に分配され、
介護系施設には、あまり分配されていないようです。

今、ほとんど光が当たっていないのが、「介護系施設」だと思います。
下着や衣服も全く足りないそうです。

震災以来、一度も下着も衣服も着替えることなく頑張っている介護職員が
大勢いるそうです。
患者を想うと着替えられないとのこと。

彼ら彼女らは、支援物資はあくまで患者さんのためのものであり、そちらを
優先し、自分自身のことは後回しにされているそうです。

配給のオニギリさえも、職員たちはじっと我慢しているそうです。
つい昨日の話です。

これを聞いて、涙が出そうになりました。
まさに、被災者が被災者を助けている現実がフラッシュバックしました。

女川町では、人口1万人のうち半数の5千人が17カ所の避難所に
避難しているそうです。
残りは犠牲者か在宅か町外避難者です。

そこでも、社協の職員などは同じような状況だそうです。
社協の車は全部流され、1台しか残っておらず、その1台をフル活用して、
こまめに物資を末端まで届けているそうです。
しかも、ガソリンがない中、大変ご苦労されているようです。

様々なルートで救援物資が届けられているようですが、需要と供給を
上手くマッチングさせることは、非常に難しい作業のようです。

しかし、実績のある民間NPOは独自の集配ルートを持っておられます。
今後、官民一体となった救援物資の「マッチング作業」に集約されることを
願っています。
特に「介護系施設」や「在宅療養者」への供給が至急の課題だと思います。

まだまだ、寒さも厳しく大変な状況です。
原発の動向も気になります。
しかし、西日本の我々にできることは、沢山あります。