《0341》 ヘリから物資と「こころ」を投下する [未分類]

被災地には、全国から様々な物資が届けられています。
高速道路が一般解放されたので搬送しやすくなりました。
都市部には物資の集まる環境が、揃ってきました。

しかし今回の被災範囲は、極めて広範囲です。
孤立した集落や施設が残されています。
すべてに物資を行きわたらせるのは至難の業です。

特に食糧不足が深刻になってきました。
避難所には配給されても、自宅待機者にはされないことは
阪神大震災の時に経験しました。

陸路からの配送だけでは、限界があるように思います。
以前からの提案ですが、ヘリから投下してはどうでしょうか。
毎日、自衛隊ヘリが空から投下しながら巡回するのです。

阪神大震災の時、報道ヘリからオニギリを投下してほしかった。
どうせ飛ぶなら、すぐ食べられるものを投下するくらい、簡単なのに。
しかし、ヘリからの投下もヘリでの患者搬送も叶いませんでした。

今、テレビ画面から見えてくるものは、デジャブの風景。
16年前と同じことが繰り返されているように見えます。
どうか、あの時の経験を活かしてほしい。

書物やアピタルブログや個人ブログで一生懸命提案しても
全く活かされておらず、自分の無力さを嘆いています。
やろうと思えば、すぐにやれるのに……。

神戸からは、支援物資を一人ひとりに分けてから送っています。
衣服であれば、「何歳の女性用」と具体的に書かれています。
阪神大震災の時の経験から得た知恵が、ここに活きています。

その根底には「もの」を送るだけではなく「こころ」を送りたい
という気持ちがあります。
16年前、その「こころ」にすごく励まされたのです。

支援物資の「マッチング作業」と、「確実な配送」が急務です。
官と民が一緒になった、臨機応変な指揮が求められています。
早く、ヘリから物資と「こころ」を投下してほしい!