《0343》 モッタイナイ、野菜たち [未分類]

テレビで廃棄される野菜たちを見て「モッタイナイ」と感じます。
農家の方は、被災と出荷停止のダブルパンチに泣いています。
「捨てるなら私が食べようか」と本気で思います。

医者は、放射線を浴びることに慣れています。
10年間、毎日、放射線を浴び続けていました。

毎日が、胃透視、小腸造影、イレウス管挿入……。
循環器の医者なら、心臓カテーテルの時、放射線を浴びます。
患者さんはその時だけですが、医者は浴びるのが日常です。

沢山浴びる医者の子供は女の子が多いのはそのせいでしょうか。
私は「そのうち白血病で死ぬだろう」と本気で思っていました。

50歳どころか40歳まで生きられないと思って働いていました。
ですから、結構、無茶な生き方をしてきました。
今もですが。

それが、何を間違ったのか、50歳まで生きてしまいました。
嬉しくて思わずリッツカールトンホテルで生前葬までしました。

ですから出荷停止の野菜を食べることくらい、朝飯前です。
一応、皮をむくなり、水洗いはすると思いますが。

本音を言えば、放射線より農薬の方が怖い……。
でも、普段、皆さん、そんな野菜や肉や魚を食べているのですよ。

抗生物質漬けになった食物の中で生活している私たち。
私は、今回の野菜は怖くありません。

医療用放射線と今回の被曝を一緒にしたら怒られるかもしれませんが。
セシウムの半減期は、25年とか30年とか言われています。
それを聞いた途端、自分には無関係と直感しました。

ですから、ちょっとくらい浴びても私は大丈夫です。
こんなアバウトな話はひんしゅくを買うかもしれませんが、本音です。

行政は正確な情報を流すことが仕事だから、あれでいいのです。
受け取る市民が過剰に反応し過ぎだと思います。
こんな野菜騒ぎに負けてはいけない。
原発周囲の避難指示には従わなくてはいけないと思います。

しかし、あの野菜たちは、被曝に慣れた50歳以上の医師たちが、
テレビの前でも率先して食べるべきだと強く思います。
年配の議員さんたちも一緒に食べればいい。

モッタイナイ!
野菜だけでなく、人が作った自然の恵みを捨てないでほしい。
少しくらい食べても、ダイジョーブ。

こんな時こそ、50歳以上の医者が沢山食べてみせて国民に
見本を示したら、少しは見直されるかも。

本当の危機ではない。
本当の危機は少し先の「こころ」にある、と予告しておこう。
だから、こんな野菜騒動は静かにスルーして、先を考えよう。