《0346》 ありがとう、自衛隊 [未分類]

被災地では、自衛隊や公務員も頑張っておられます。
あまり報道されていないようですが、心から御苦労さま、
ありがとう、とお礼を言いたい。

不眠不休で活動する公務員は、被災者でもあります。
そこで全国の自治体から「助っ人」も派遣されています。

日本の自衛隊員は、約25万人いるそうです。
偶然にも、日本の医師数とほぼ同数です。

大半の自衛隊員が現地に出動し、さらに予備自衛官も集められています。
南北500kmにも及ぶ広大な被災地での、ご遺体の収容や
復興作業に、不眠不休で従事されています。

阪神大震災の時、自衛隊の車を見つけた時は嬉しかった。
やっと味方が助けに来てくれた、国家権力が助けに来てくれた、
と涙が出たことを覚えています。

米軍も「トモダチ作戦」と銘打って助けに来てくれています。
まさに世界中の国から、様々な支援隊が来てくれています。
私自身は、これらを素直に喜んでいます。

そうそう、私の親父は、自衛隊員でした。
その昔、私は防衛大学、防衛医大を受験しました。
だからでしょうか。
自衛隊を見ると、つい御苦労さま、と言ってしまいます。

普段から体を鍛えていないとこんな時に活躍できません。
私はボランテイアや公務員と同じように、自衛隊員をもっと
応援してほしい……。
彼らも人の子。命がけで闘っています。

このような災害の時に最も頼りになるのはまず自衛隊です。
自衛隊は、文字通り災害救助のためにあるのだと思います。
みんなで「自衛隊、ありがとう!」と声をかけてあげたい。

兵庫県医師会の川島龍一会長が、被災地から帰ってこられました。
これから医師や看護師の医療チームが、続々と現地入りします。
この医療スタッフたちにも「御苦労さま」と言いたい。

自衛隊ヘリで重症患者さんを搬送する。
自衛隊のテントで医療活動する。

これから自衛隊と医療班のコラボが増えることでしょう。
医療班も大変でしょうが、自衛隊の方がさらに過酷だと思います。

さらに、原子炉に水を入れた東電の職員、被災された職員の方にも
ありがとう、御苦労さま、と慰労の声をかけたいものです。

不眠不休で頑張っている役場の職員の映像を見ました。
多くの避難所の住民の日常を、たった1人で支えていました。
目立たないけども、今、「公」はすごく頑張っています。

医者としては、頑張り過ぎた後のことがちょっと心配です。
こんな「公」の隙間を埋めるのが、「民」のチカラ。
「公」と「民」が協調して、復興の土台を築いてほしいものです。