《0357》 被災者・在宅患者と「まじくる」お花見 [未分類]

昨日は近くの公園で、毎年恒例の長尾クリニックの花見大会でした。
毎年、在宅患者さんをボランティアらが送迎して行っています。
今年は被災地から疎開者の皆さんにも急遽参加いただきました。

丁度、雨も上がり、日がさして温かくなりました。
桜吹雪とはいかないまでも桜が散る中での花見でした。
約30人の患者さんたちと一期一会の桜を楽しみました。

毎年、これまたボランティアカメラマンさんに沢山の写真を
撮っていただきます。
一番いいやつを引きのばしてプレゼントしてきました。
フォトセラピーと言うそうですが、大変喜ばれます。

患者さんが亡くなられても何年も家に飾ってくれます。
今年もいい写真がいっぱい撮れたと思います。

ボランティアのギタリストと三線奏者さんに演奏していただき、
また何曲か歌いました。
最近、恥ずかしながらこんな余興にも少し慣れてきました。

外で初めて会う在宅患者さんも何人かいました。
普段、室内で見ているのとまた違う笑顔がありました。
あちらも普段と違う「歌う変な医者」を珍しそうに見ていました。

下はゼロ歳児・1歳児から、上は100歳手前まで、まさに老若男女が、
「まじくった」お花見は、意外と珍しいのでは?

がんや認知症の在宅患者さんが見事に「まじくった」会でした。
さらに、被災者4人にまでも「まじくって」いただきました。

客観的に見て、これだけ幅の広い年齢層と様々な境遇の人が一緒に
お花見をする機会は、ありそうでない、と思いました。

今年の桜を、格別な想いで味わいました。
被災者には、「尼崎に住みたい」とまで言ってもらいました。
想いを共有するボランティアさんたちのお陰で、大成功でした。