《0364》 計画停電の前に節電実験を [未分類]

新潟県で14日の夕刻、節電に関する実験が行われました。
県民に節電を呼びかけ、どれだけ節電できるか試したのです。
すると、何と17%も節電が可能であったそうです。

素晴らしい、実験です。
少し工夫するだけで、約2割も電力需要が減らせた。
夜間の電気を蓄電できれば、さらなる節電が可能です。

こうした試行錯誤が、今、求められます。
電力会社は、何%かの利益を失ったわけでしょうが、
こうした社会実験は、大きな目で見て有意義だと思います。

関東の「計画停電」では、大きな混乱と損失が生じました。
病院での手術予定は延期となり、医療機器は止まりました。
科学研究は中断し、研究者たちも大きな損失を蒙りました。

コロコロ変わるので「無計画停電」、とさえ言われました。
1回でもこのような節電実験をすればよかったのではないでしょうか。
もし実験でダメなら、「計画停電やむなし」と納得されたでしょう。

東京や埼玉から関西に来られた人と、毎日お会いします。
全員が、「明るーい!」と驚かれます。

そういえば、自分も阪神大震災の後に上京した時、
自分が浦島太郎と感じました。

家庭のエアコンや電気の節約の他に、都市部では
ネオンサインや店舗などの節電が考えられます。

今、自動販売機についても議論されていますね。
自動販売機も1回、実験してみたらどうでしょうか。

備えあれば憂いなし。
これまでの「浪費」を反省し、様々な「知恵」を模索すべき時。

「節電実験」のようなあまり害のない試みは、防災意識を
高めることに大変有効です。
ぜひ、関西でもやってほしいと思いました。