《0037》 血液検査で早期発見できる前立腺がん [未分類]

よく、「血液でがんを検査してください」と言う方がおられます。
「そんな検査はありません。
万一、引かかっても進行がんですよ」と説明してきましたが、唯一、例外がありました。

PSAという血液検査は、前立腺がんを早期発見できる大変有用な腫瘍マーカーです。
50歳以上の男性で、機会があればぜひ一度調べるべきです。
前立腺がんは、男性のがん死亡率で、現在は5位です。
しかし、急激な勢いで増加しており、近い将来、肺がんに次ぐ2位に繰り上がるだろう、と予想されています。
前立腺肥大症は、前立腺の内側が肥大して、尿道を圧迫して尿が出にくくなります。
しかし、前立腺がんは外側にできますから、症状が出にくいのです。

PSAは、最近は人間ドックの項目に入ってきました。
もし、前立腺がんが見つかっても、いくつかの治療法があります。
手術、ホルモン療法、放射線治療、温熱療法などです。
前立腺がんは、町医者でも簡単に早期発見できるがんなのです。