《0386》 被災地太り [未分類]

私は普段、朝食を食べません。
しかし被災地ではしっかり食べていました。
朝イチのコンビニで支払うお金が異常に多い。
普段食べないものまで食べてしまいます。
1回に2食分、食べたり。
おかげで、メタボに拍車がかかりました。
(笑)

どうも被災地にいるだけで生存本能が働くようです。
阪神大震災の時もやたら食べていた記憶があります。
「今、食べておかないと」という気持ちになるのです。

ボランティアは、炊き出しを食べてはいけません。
炊き出しを横目にカップラーメンをすすっていました。
ちょっと切なくなりました。

避難所では、野菜不足が深刻です。
みんなサラダを食べたいそうです。
ビタミン、ミネラルがいっぱいのサラダ。
野菜不足は、思考能力を低下させます。
メンタルケアの第一歩は栄養管理から。
何とかして野菜を届けられたら……。

私も8日間、あまり野菜を食べませんでした。
便秘になっていることにも気がつきませんでした。
尼崎に帰ってから、慌てて、野菜を食べました。

避難者も、ボランティアも、被災地太りにご用心。
糖尿病をお持ちの方は、体重増加を避けたいもの。
脳卒中や心筋梗塞対策が、重要になってくる時期。

先日、東京大学の上昌広先生らが、福島県相馬市役所職員の健康チェックをされました。
何と、血圧が20~30も上がっていたそうです。

避難所の巡回診療や救護所は風邪や下痢の応急処置が中心。
糖尿病や高血圧などを、本格的に診る場所ではありません。
持病のある方は、至急、かかりつけ医を受診してください。