《0039》 犬にかまれた! [未分類]

先日、当院の訪問看護師さんが、患者さんの自宅で飼われている犬にかまれました。
よく聞くと、他の看護師も同様の被害に遭っていました。

最近、犬や猫にかまれた後の細菌感染が問題になっています。
かまれて数日後に、稀に発熱、吐き気などの症状が出ます。
敗血症で亡くなった例も報道されています。

動物咬症は基本的には軟部組織の炎症です。
軟部組織炎は原因が何であっても非常に敗血症になりやすいと言われています。
軟部組織は血流が豊富で疎生結合組織なので横にも下にも細菌が増殖・移行しやすいからです。
感染巣への対応は昔から膿をしっかり出して、適切な抗生剤の選択することです。

犬猫の傷は、結構奥が深いです。(←洒落のつもり)
不安な方は、まず医師の診察を受けてください。