《0041》 「子宮けいがんワクチン」で子宮がん予防 [未分類]

女優の仁科亜季子さんが自らのがん体験について昨日、大阪で講演され、
子宮けいがんワクチンの啓発をされました。
私もご縁あって、直接、お話をさせていただきました。

子宮がんは、ヒトパピローマウイルス(HPV)によって起こるがんです。
子宮がんに多く見られるHPV16、HPV18型を対象としたワクチンの接種が可能となりました。
接種対象は、性交渉がない10代前半の女子とのことで、高校生~20代の女性にも推奨されることでしょう。
半年の間に3回接種します。
3回接種に要する費用は約4万5千円~5万円です。

栃木県太田原市では、このワクチンの集団接種が実施されるとの報道を見ましたが、
経済的余裕のある自治体は稀だと思います。
日々、進行した子宮がんの骨盤内浸潤の痛みに苦しむ方を在宅医療の現場で診るたびに、
予防の重要性を感じます。

子宮けいがんの予防のため、早めに打っておきたいワクチンです。
子宮けいがん対策は、このワクチン接種と、保健所や婦人科でのがん検診をお勧めします。