《0414》 必要なのは医者より弁護士 [未分類]

医療チームは、被災地からどんどん引き上げています。
原発周囲を除いて医療は少し落ち着きを取り戻してます。
一方、これから被災地に必要なのは、弁護士さんです。

福島県相馬市では、震災間もなくから弁護士による無料相談室を続けています。
2次災害を防止するために、行政が行った英断です。

三春町にも、5月5日、全国から弁護士さんが集結しました。
農業や家畜の風評被害に対応するためです。

個別相談に、丁寧に応じておられました。
まるで医者のカウンセリングのようでした。
ただし弁護士費用は、相馬市では市の負担、三春町では、ボランティアでした。

全国からの医療チームも、全部ボランティアでした。
電気や水道や道路の復旧には、プロたちが集まっています。

なぜ医療もプロなのにボランティアなのか不思議でした。
弁護士さんもプロなのにボランティアが多くおられます。

本来は、国か東電さんが費用を負担すべきだと思います。
ボランティアでは有用なシステムとして長続きしません。

さて、被災地の医療事情は複雑です。
多くの医療機関が被災しました。
仮設診療所での診療はご苦労も多いでしょう。

半分水没したが、何とか残った医療機関も大変です。
ヘドロの後始末、カルテの処理に追われています。
医療機関も、地域に必要なライフラインの一つです。

しかし、それより大切なのは、弁護士さん。
生活基盤あっての、医療・介護です。
弁護士費用への国の支援をお願いします。

今後、医者は弁護士さんの活動を支援すべきと考えます。
医者と弁護士さんは、普段は対立関係のことが多いようです。
医療訴訟が多いからでしょう。

しかし、それは不幸なことだと思います。
本来、医者も弁護士も困った人を助ける仕事。
仲良くお互いに支援し合えればいいのですが。

今回の震災を機会に、医者と弁護士が、いいコラボができることを夢見ています。
こんなことを言っているのは、私だけでしょうね。