《0426》 阪神から東北を支援する会 [未分類]

深夜の看取りから帰宅し、眠らずにこれを書いています。
昨夜は、クリニックの会議室で、「どないかせなあかん会」と「井戸端会」の合同勉強会でした。
地域のケアマネさん、ヘルパーさんの勉強会です。
その最後に、被災地の様子をお話しさせていただきました。
涙を浮かべて聴いてくださった方もおられました。

そして、今日の午後1時からは、阪急西宮北口駅直結のアクタ西宮で、「阪神から東北を支援する会」を開きます。
記録映画を鑑賞した後は、私の話と意見交換などの予定です。

なぜ、西宮北口なのか。
5月5日の福島県三春町での住民集会に集まった弁護士さんが話されたのが、なんと「西宮北口」の八百屋さんの話でした。
福島県まで来て、こんなに身近な話が飛び出てビックリ。
西宮北口駅前の八百屋さんが全壊し、新しく出来たビルの上に強制移動させられたお話でした。
結局、八百屋さんは、震災前の場所に戻れませんでした。
その弁護士さんは、個人の生活基盤の支援を訴えていました。
毎日報道されている、いわゆる二重ローンの問題です。
だから西宮北口なのです。
スタートはここに決めました。
「阪急電車」という映画にあやかったわけではありません。
ちなみに私のクリニックは、バリバリの阪神電車です。

生活基盤支援のルーツから、スタートを切りたかった。
長く支援活動を続けたい。
そんな想いで、ついに、今日の日を迎えました。

一昨日は、ホテルで胃がんの学術講演をしていました。
その前日は、大阪の大きなホテルでの認知症の講演。
毎日、いろんな場所で、いろんな話をしています。
震災と学術。
非日常と日常。
まだら模様の毎日です。
おまけに、旅立つ患者さんと向き合っています。
そんな中でのイベントですので、台本なしです。
すべては相馬市の震災孤児の募金集めのためです。

阪神から、これから先、他に何ができるのか。
みんなで知恵を出し合えたらと願っています。
ボランティアさんにもどんどん行ってほしい。

来週は、大阪・河内から支援する会のパネリストです。
7月9日には、尼崎で第2回目の支援の会を行います。
糖尿病の講演や、胃ろうの勉強会の司会と掛け持ちです。
ますます、まだら模様です。
仕方がありません。
生きてさえいれば、どのようにしても、生きれます。