《0428》 「被曝検診バス」で不安軽減を! [未分類]

素人が被曝のことを言っても意味がない。
そう思い、被曝の話題は、これまで避けてきました。
今日は正直に、今、考えていることを、書いてみます。

マスメディアでは、被曝関連の話でいっぱいです。
がんや白血病になると、不安を煽る話ばかり……。
どの基準が正しいのか、私は知りません。
年間20ミリシーベルトは、子供には甘過ぎると指摘する専門家が多いようですが、本当のところは知りません。
医師の間では、もっと厳しい基準を求める声が大半です。
もし「低線量被曝なら心配ない」なんて言おうものなら、「なんてことを言うのだ!」と、袋叩きにあいそうな感じ。

しかし冷静に考えれば、2人に1人ががんになるのです。
日本酒3合/日の発がんリスクは1・4倍で、喫煙者の発がんリスクは1・6倍です。
対して、年間100~200ミリシーベルトの被曝による発がんリスクは、1・08と書いてあります(国立がん研究センターのデータ)。
低線量被曝の発がんリスクの本当のところは、ほとんど分かっていない、と私は思っています。
10年、20年、30年後に分かることでしょう。

私は、被曝の「不安」や「ストレス」の方が心配です。
血圧を測り過ぎて、不安でさらに血圧が上がる人がいます。
一日中血圧を測っているうち、神経衰弱になる人もいます。
世の中の人の、感受性は実に様々です。
無頓着な人もいれば、過敏な人もいます。
私は、パニック発作や過呼吸発作を起こす人が心配。

被曝の不安を取り除くには、被曝量の測定が一番。
事実を知ることで、不安の軽減が可能です。
一刻も早く、希望者全員の被曝量を測るべきです。
ヨード、セシウム、ストロンチウム……。
誰でも、見えない敵は怖いもの。
まして、聞いたことがない物質の話ばかり。
不安が不安を呼ばないか、そちらの方が心配。

放射性物質は重いので、下に降り積もっています。
下から上に向かって放射線を出して被曝します。
現在は、空気中を浮遊している放射性物質は少ないはず。
放射性物質が貯まりやすい場所は、分かっています。
芝生、砂場、水溜り、側溝、など。
ああ、こう書くこと自体が不安を煽っていると言われるか。

心配なのは外部被曝より内部被曝とも言われます。
外部被曝は、ガイガーカウンターで測定できますが、内部被曝の測定は、そう簡単ではありません。
内部被曝を測定する装置は、日本に100台以上あるとか。
検診バスのような、移動式のものもあります。
椅子のような装置に座るだけで、1分間で測定できます。
ホールボデイカウンター、という機械です。

福島県民に被曝を含めた健康診断を行う、との報道を見ました。
国の全面的支援のもと、ぜひ早急に実施していただきたいと願います。
福島県用に、「被曝検診バス」を何台か新調してもいいのでは?
こんな大きな機械以外に、内部被曝の測定法があれば便利です。
重金属に冒されているかどうかアンチエイジングの世界では毛髪や爪などで測定しますので、そのような測定法も待たれます。
一刻も早く、福島の人の被曝への不安を解消してあげてほしい。
もし高い被曝が判明したらどうするんだ、という声もあります。
知った不安の方が、知らない不安より、まだマシだと思います。

被曝量を減らす様々な方法が今後研究されることでしょう。
もちろん、喫煙などの他のリスク因子を減らすことも大切です。
喫煙より高いリスクの被曝線量の人はそう多くはないでしょう。

ちなみに内部被曝の予防法は、マスク、手洗い、うがい、です。
インフルエンザと全く同じです。
すみません。
頼りなくて。
この程度の知識しかありません。