《0433》 「節電死」を出さない工夫 [未分類]

避難所におられる方や被災地のボランティアさんが、
室内で熱中症になられたと聞き、心を痛めています。
被災地には、節電はまさにダブルパンチになります。

クーラーをつけるべきか、我慢すべきか……。
昭和の時代に戻り、我慢すればいいのですが。

私なりに、節電対策を考えてみました。
家庭の居間に「現在の電力消費量」をデジタル表示します。
そのためには、まず電気メーターのデジタル化が必要です。
まずそれを見ながら、クーラーを止めるかどうか考えます。

電力会社全体のメーターの積算値を、リアルタイムで集計。
その値を、全テレビ画面の右上あたりに常時表示してはどうか。
電力需要が高い、午後2時~8時までの間でいいのです。

分かりやすく、緑、黄、赤と色もつけて数字を表示します。
黄色になれば、地域全体でさらに節電モードに入ります。
福島県では、放射線量とのダブル表示にすべきですが。

節電といっても、どこまでやればいいのか実感が湧きにくい。
信号のような色で表示すれば、どこでも一瞬で分かります。
電気は、一瞬でも貯めがきかず、その場その場が勝負です。

それくらい徹底してやれば何とか乗り越えられるでしょう。
結局は、個人個人の節電の積み重ねが、節電なのでしょう。
企業においても、同様に計画的に節電が検討されています。

今のところ、病院は節電から、除外されています。
手術などが節電に左右されたら、困りますよね。
でも、診療所の外来の冷房は仕方がないかも……。

被災地においては避難所や仮設は節電から除外してほしい。
被災地周辺が協力して節電して、被災者を助けるべきです。
被災者を、「節電被害」から守ることも大切です。

孤独死、自殺の予防に加えて、この夏は、「節電死」の予防も
大きな課題になります。
みんなで節電に協力することしかできません。

冠水地区では、衛生状態の悪化が懸念されています。
ここも、節電から除外してほしい。
メリハリのきいた、分かりやすい節電にすべきでしょう。

かつてない、新しい世界を生きなければなりません。
前を向いて、多少の不便は我慢する覚悟が必要です。
同時に、気持ちを一つにして知恵を出すことです。

広い意味で、これも共助でしょうか。
電気においても、みんなつながっている。
絆の中で生きていることを自覚したい。