《0439》 お坊さんも大忙し [未分類]

今日は、尼崎のお坊さんから聞いた話です。
被災地では、様々な需要があります。
ライフライン関係、行政関係、医療介護関係者……。

そんな中、尼崎のお坊さんたちも、何度も被災地支援に
行かれているとうかがいました。
何のために行くのか、訊いてみました。

海に沈んでいるであろうご遺体を、ダイバーが、今も粘り強く
捜索されているそうです。
しかし、日を追うごとに困難な作業になります。

ついに、船の上でお葬式をするそうです。
ダイバーが潜り、お坊さんが船の上でお経をあげる……。
弔いの儀式です。

想像しただけで、胸が痛む話です。
しかし、何千人という行方不明者がまだいるのです。
これだけでも、阪神大震災の犠牲者を上回る数です。

「復興」の傍らで遺体捜索で1日が過ぎる家族もおられる。
自然のいたずらとはいえ、厳しい現実がまだまだ続きます。

遺体なき死に寄り添う「弔いびと」の存在も忘れてはいけない。
生きている人を相手に頑張る医療者と亡くなった人を相手に
頑張るお坊さん。
どちらも全国から応援が駆けつけています。

「絆」という言葉を、噛みしめながら、何とも暑い7月を迎えました。
今日も、北の大地から彼の地を想います。

昨夜は、図らずも、東京・八王子の永生病院のスタッフの皆様に
誕生日をジンギスカンとシャンパンで祝っていただきました。
何とも幸せな夜でした。

昨日は、日本慢性期医療学会で座長をしたりして一日中、学会に参加。
全国から熱心な会員が集まり、慢性期医療について論じました。
もはや医療も介護も、待ったなしのところまで来ています。