《0445》 神戸のマザーテレサ [未分類]

昨夜は、日本ホスピス・在宅ケア研究会の会議でした。
来週末から、沖縄で全国大会が開催されます。
被災地でのホスピス活動も議論されるそうです。

終電まで災害看護の黒田裕子さんとお話ししました。
黒田さんは、被災地から帰ってきたばかりでした。
途中で3時間の講演をして神戸に戻ってきました。

3・11以来、断続的に、気仙沼で活動されています。
避難所に行くと、「おかえりなさい」と言われると。
既に気仙沼がかけがえのない故郷になっています。

災害時に役立つのは、看護師さんと保健師さん。
黒田さんは、現在も、被災地で大活躍中です。
現在の需要は医療よりも、看護、介護なのです。

「被災地は遠いからね」と、話を向けると。
「そうね、遠いね」と。

よく聴くと、池袋から「高速バス」で通われている。
今でも高速バスで移動されているのに、ビックリ。
細い体のどこに、こんなにすごい体力があるのか。
「災害看護とは体力かー」と思ってしまいました。

黒田さんは、災害があれば世界中どこにも飛んで行きます。
四川大地震でも、スマトラでも、大活躍されました。
今や、「災害」といえば「黒田さん」……なのです。

神戸のマザーテレサとも呼ばれています。
その髪型からは、神戸のクレオパトラとも。
とにかく、元気いっぱいの黒田さんなのです。

神戸から東北を支援する会についても話しました。
「尼崎でも、今週末の9日にもやるんだ」
「西宮の会は大成功でした」と報告しました。

私も黒田さんも、阪神大震災の被災者です。
その体験が、大きな転機になりました。
そして、現在も、同じように動き回っている。

「神戸から被災地を想う会をしようか」
「頑張っている民間活動を紹介しよう」
「神戸から東北への支援を強化しよう」。
意見が一致しました。

というわけで、9月に大きな支援イベントをやります。
これから頑張って計画を練っていきます。

連日の午前様になりました。
早朝からの看取りもありました。
昼からは、学校で3コマの講義です。