《0447》 7・9の今日、尼崎で泣く [未分類]

今日は地元・尼崎での復興支援イベントの日。
深夜まで、今日の準備に追われてました。

暇人に思われがちですが、現場の人間です。
大勢の外来患者さんと在宅患者さんと格闘の毎日。
生病老死に寄り添う町医者はまさに「天職」です。

忙し過ぎるのは、我欲がさせたこと。
まだ甘い。

日々の仕事の合間に、復興支援を続けています。
ボランティアスタッフも、深夜まで準備でした。
尼崎の町からありったけの想いを届けるためです。

今日は伊賀興一弁護士も応援に駆けつけてくれます。
彼は阪神の時、被災者支援に奔走された弁護士さん。
今回5月5日福島県三春町で知ることとなりました。

阪神の時に、全く無視された個人の生活支援問題。
今なお泣いている人がいることは知られていません。

阪神の教訓を、今回の東北に活かさないでどうするか!
おそらく、そんな檄を飛ばしてくれるのではと秘かに期待しています。

そう、我々は怒ることを忘れていませんか?
もっと怒るべきじゃないのか。
声を上げるべきではないのか。
疲れて声が出ない被災者の代わりに声を出しましょう!

深夜まで、溜まっていた新聞を斜め読みしていました。
涙が出てきました。
こんなに大変なのに、本気の為政者が1人もいない……。

「人間失格」。
そう、俺も人間失格なのだろうか?
そんな青臭いことは何十年も忘れていましたが。

今日、来ていただければ、この「人間失格」の意味が分かります。
ぜひ来てください!

ちっぽけな自分に何ができるのだろう?
言うばかりで、一体何をしたのだろう?
少しは他人の役に立ったのだろうか?

午前2時を回り酒を飲むと、そんな気分になります。
書きながら、また、涙が止まらない……。
でも、大丈夫。
今日は、泣く(7・9)日なのだから。

どんな市民フォーラムになるのか想像がつきません。
いつも、ぶっつけ本番。
一緒に泣いて、長い支援をみんなの心で誓いましょう。

ただ、それだけでいいんです。
義援金は、気持ちでいいのです。
ただただ、尼崎から心を届けたい。

そんな想いで、嵐のような土曜の午前診療に臨みます。
そして、午後は思い切り「泣き」ます。
泣いてから、新たに「出発」します。