《0456》  オキナワとフクシマ [未分類]

研究会の合間を縫って、スタッフたちと少し観光しました。
海軍壕、ひめゆりの塔など南部の戦争の跡を巡りました

私は何度も来ていますが、今回も、涙が溢れてきました。
こんなに大きな沖縄の犠牲の上に今の平和な生活がある。

忘れないようにしているつもりですがつい忘れています。
しかしあの「壕」を見るたびに、思い出して感謝します。

タクシーの運転手さんには、エイサーとグラスボートにも
案内していただきました。
若い人の太鼓と踊り、沖縄の海の美しさを垣間見ました。

沖縄は、子供たちにとっては平和教育の場。
沖縄は、美しい自然の宝庫。
沖縄は、日本の苦難を背負ってくれている。

少し中断している米軍基地の移転問題については
沖縄に行くたびに出会う人々に聞いて回ってきました。
大変、難しい問題であることを実感します。

オキナワはまだ戦争が終わっていないとも感じます。
一方アジアのハワイであるような発展も実感します。
大きな犠牲、基地という苦渋、そして、今後の発展。

オキナワが置かれている状況は、大変複雑です。
これは今後のフクシマと似ているとも感じました。
フクシマが置かれている立場も一言で表現できません。

今日改めて思ったことは、そこに行かないと苦悩を
感じることは難しい、ということ。
百聞は一見にしかずという当たり前のこと。

沖縄の人々も東北にエールを送っていました。
タクシーの後ろに「ちばりよー東北」というステッカーが
張ってありました。

日本ホスピス在宅ケア研究会の最後のメインプログラムも
「災害時におけるホスピス在宅ケア」でした。
黒田裕子さんは、涙ながらに講演されました。

オキナワとフクシマ。
みんなで感じましょう。
感じて、考えましょう。

18時に到着して、17時50分に発ちました。
ピッタリ24時間のオキナワを思い切り感じました。

ちょうど1週間後の同じ時間は、フクシマにいます。
もう一度、フクシマを感じてくる予定です。