《0464》  なでしこの余韻と希望 [未分類]

なでしこ効果で、神戸の観客は40倍に増えました。
一番ビックリしているのはなでしこたちでしょう。
歓声で仲間の声が聞こえないのは初めてだそうです。

国民栄誉賞とのニュースも飛び込んできました。
当然だと思います。
こんな快挙、明るい話題は、全国民が支持します。

ゴルフの宮里藍さんも、やりました。
あの小さな体で、また海外優勝です。
すごい、としか言葉がありません。

暗い話題ばかりだった、この4カ月間。
なでしこたちは全国民に希望を与えました。
頑張れば希望は叶う。

彼女たちは、ゼロから出発しています。
アルバイトで生計を立てながらここまでやってきた。
どんなにつらくても目標を忘れなかったご褒美でしょう。

ゼロからの出発と言えば、被災地の皆さんがそうです。
瓦礫の撤去が進み更地に近い所が出来てきました。
もちろんまだほとんど手つかずの場所も多いのですが。

東北の人たちにも、老若男女を問わず希望を与えました。
ゼロからでもやればできる!そんな気がして勇気をもらった
被災者も多いかと思います。

一方、ゼロどころか、究極のマイナスからのスタートとなる
人々も多くいます。
二重ローンです。
生活保護にならずに自力で立ち上がれればいいのですが。

なでしこの余韻にずっと浸っていたい気分です。
何度もあのゴールシーンを見て希望を持ちたいもの。
生きるとは、月並みですが、希望を持つこと。

昨夜、女川町から大阪に疎開しているある家族の
ドキュメンタリー記録が放映されていました。
最近、一家が帰省した時の映像は衝撃的でした。

津波で流された家の跡で「しょうがない」と笑っていました。
子供たちも「でも絶対に女川に帰りたい」と笑っていました。
大阪には申し訳ないけど、それでいいのだと思いました。

すべての「もの」を失っても、家族さえいればどこでもやり直せる。
頑張って働いて家もまた建てればいい。

女川の若い一家の笑顔がとても印象的でした。
PKを蹴る前のなでしこの笑顔と一緒でした。

無心だからあのような笑顔が出るのでしょう。
素敵な笑顔の中に、大きな希望を見ました。
なでしこジャパンの今後と、女川町の今後に。