《0466》  福島の兄弟を見習いたい [未分類]

毎日、国道に立つ福島県の兄弟をテレビで知りました。
朝夕2回、国道に立って自衛隊員や機動隊員に大きな
声でお礼の挨拶をするのです。

「ありがとうございます!」
「御苦労さまです!」
広告紙の裏にマジックで書いたものをかざします。

こんな可愛い子供たちにそう言われたら、どんな疲れも
吹っ飛ぶと思います。
最高の癒しです。
彼らが立つ地点を走るのが楽しみになるでしょう。

この2人の子供たちは兄と妹。
本当に可愛い2人です。
自分たちで思い立って実行しているのが立派です。

彼らの気持ちはよく分かります。
毎日、自衛隊を見ていると自然にそうなります。
ただ違うのは、思ったことを行動に移すかどうか。

我々は、心の中で思うだけで、実際に行動に移すことを
いつの間にやら忘れてはいないだろうか。
知らず知らずのうちに素直な挨拶すらできなくなってきた。

ありがとう、というたった一言の感謝の言葉が人間の行動を
変えることは、確かにあります。
子供たちの邪心のない言葉は、力強く感じます。

阪神大震災の時、4日目くらいに全国から機動隊が阪神間に
集結していたことを思い出しました。

深夜3時の国道2号線の渋滞の中で祈りました。
嬉しかったのです。
全国から助けに来てくれた……。
それだけでも、嬉しかったのです。

あの兄弟もきっと同じような感謝の念に駆られたのでしょう。
毎日、朝と夕の2回、立って手を振っているのが偉い!
本当に可愛い笑顔と声なのです。

「でも手を振らなくてもいい日が来てほしい」と言いました。
ほんと、その通りです。
手を振る回数が減るのは、喜ばしいこと。

もし、自衛隊がいなくなったら、ずっと頑張っている人たちにも
ぜひ、声をかけてほしい。
被災者が被災者を助けているのだから。

この兄弟の素直な心を私も見習いたい。
永田町も、霞が関も、見習ってほしい。
今必要なものは、「行動」です。

《PS》
今日は、朝の8時から衆議院の議員会館で尊厳死を考える
議員連盟の勉強会でお話をします。
このブログがアップされる時間には終わっているでしょう。
この模様は、また明日書きます。