《0472》  被災地の高血圧 [未分類]

被災地の約6割の人が高血圧になっていることが
岩手医大の調査で判明した、との報道を見ました。
驚くべき数字です。

被災地での脳卒中のリスクが、高まっています。
缶詰めやカップめんなどの高塩分食、持続する
ストレス、運動不足が原因と考えられています。

脳卒中は介護期間が、20年にも及ぶ大変な病気。
予防体制の確立が急務となっています。
被災地の医療体制はどうでしょうか?

東北地方は、元来、医療過疎地域でした。
そこにこの震災と原発が襲いました。
医療者の流出が静かに進んでいます。

特に福島県からは、医者が流出しています。
小さな子供がいればやむを得ないことです。
これは医者に限ったことではありませんが。

研修医が来なければ、大病院も壊滅的です。
早急に医者が残る仕組みを考え得なくては、
被災地の医療崩壊が加速します。

被災地の診療報酬を上げる。
福島県では、遠隔地からの
通勤も考慮するなどの工夫も。

医療の基本である高血圧症という病気の診療さえ
ままならない状況になった被災地、特に福島県。
医療界全体、国民全体で対策を考えるべきです。