政府は６月の震災関連自殺が１６人あったと
発表されました。
様々な理由も公表されています。

せっかく助かった命が失われていく。
これほど悲しいことはありません。
実数は、もっと多いのでしょう。

今後は、「原発関連自殺」が懸念されます。
特に津波と原発の両方にやられた地域は、
相当なストレスだと思います。

ホットスポットに住んでいる人たちも、
見えない恐怖と闘い続けなければなりません。
生活基盤がしっかりしておればいいのですが。

「移動の確保」
「個人の二重ローンの解消策」・・・
様々な提案をしてきました。

多くの国会議員さんにも拙書を渡してきました。
しかし、所詮、小さな声など届きません。
どれほどの自殺があれば、動くのでしょうか？

自殺者が３万人を超えた現在、自殺は仕方がないのか？
いや、防げる自殺は、何としても防ぎたい。
医療者としては、当然、そう思います。

原因がないうつ病と、原因のあるうつ病。
後者は社会的な手を打つことで防げるかもしれません。
毎日が勝負だと思います。

真夏ですが、この冬のことを心配しています。
精神的に冬を越えられない人が出てきやしないか。
今日からでも、政府に真剣に考えて欲しい。

今日は、ヒロシマの日。
何の因果か、フクシマの講演をします。
放射線被ばくについて京都で講演予定です。