《0048》 がん拠点と診療所連携は進化しているか? [未分類]

抗がん治療中の方が、毎日のように紹介されてきます。
紹介状には、病院からの色々な注文が書かれています。
今や、がん医療はがん拠点病院だけでは成り立ちません。

例えば外科手術、抗がん剤治療、放射線治療で体力が弱り切った患者さんを元気にする点滴をするには、診療所の方が適しています。
また、簡単な血液検査も、近くの診療所の方が便利なことがあります。

がん拠点病院と、地域の診療所の連携(地域医療連携)が、重要視される時代になりました。
様々な病気に対して、「地域連携パス」という連携プログラムが推進されています。
既に、胃がん連携パス、大腸がん連携パス、などが出来ています。
がんの医療は、がん拠点病院だけで完結しません。
したがって、近所の開業医とかけ持ちをすることは悪いことではなく、今後は、むしろ推奨されるでしょう。

がん専門病院と地域の診療所との「併診が、むしろ普通」という時代になったと思います。