《0489》  留まるひとを応援したい [未分類]

また地震があったり、急に気温が下がったり、
円が史上最高値になったり、いろんな事があります。
気がついたら、もう8月も後半なのですね。

お盆休みも無く仕事に埋没しているのであまり
季節を感じませんが、さすがに今日は涼しい。
秋の気配、なのでしょうか。

昨日の地震には、驚かれたことでしょう。
毎日、自然のご機嫌が気になります。
それはどこにいても同じです。

防災意識を高めることが大切だと改めて思いました。
昨日は人工呼吸器をつけている在宅患者さんのケア会議。
もし、停電で電源消失した場合、非常用電源をどうするのか?

在宅酸素の患者さんも沢山おられます。
非常時のシミュレーションをやっていました。
あと、逃げるイメージトレーニングも。

津波で2万人も亡くなり、
原発ではまだ1人も亡くなっていない。

原発の責任は当然厳しく糾弾されますが、
津波の犠牲は仕方がないものとされています。

本当にそうでしょうか?
うまく逃げれた地区もあります。
そうでないところもありました。

昨日のケア会議の時、逃げ方を考えました。
動けない弱者を連れて逃げるにはどうすればいいのか?
難しい問題ですが平時からシミュレーションしておきたい。

尼崎は海抜ゼロメートル地帯です。
高台は無いので、頼りはビルだけです。
近くに避難するビルを見つけておかねばなりません。

さて、原発に関する資料や本を読み漁っています。
真反対のことが書いてありどこに真実があるのか
よく分かりません。

専門家の意見がこれだけ分かれているのです。
ということは、自分自身で判断するしかありません。
逃げる人は逃げて、留まる人は留まる。

私は、留まるひと(大人)を応援したい。
留まる事を推奨しているわけではありません。
留まることを選択したひとの役に立ちたい。

ただそれだけの思いで、自分の考えを書いています。
昨日、相馬市から震災活動をまとめた冊子が届きました。
あまりにも素晴らしい冊子で、感動しました。

このまま売れるのではないかとも思いました。
タイトルは、「リーダーの証明」。
リーダーシップの神髄が読み取れました。

立谷市長さんは「やれることは全部やった」と言いました。
本当にそのとうりだし、現在進行形で、やっています。
相馬市には、「逃げる」という文字はありませんでした。

私は、放射能の害よりストレスの害の方を心配しています。
チェルノブイリでも同様な報告が出ています。
留まることは、ストレスと闘うこと。

早く希望者には被ばく検査を実施して安心させて欲しい。
大人にはさほど心配ないことを、誰かもっと言って欲しい。
そのためには、強いリーダーシップが必要です。

昨夜は、地域のケアマネさん、ヘルパーさんとの勉強会。
今日はよろず相談室のあと、日本尊厳死協会の会議です。
フクシマを思いながら、日常に埋没しています。