《0490》  矛盾から納得へ [未分類]

素人が、毎日、勝手な極論を書いて申し訳ありません。
しかし言葉が足りない部分を見事に補足して頂いた方、
丁寧に教えて頂いた方、本当にありがとうございます。

また、予想通りの反論、ご批判を丁寧に書き込んで頂いた方
にもこの場をお借りして、心から感謝申し上げます。
当然のご意見であると思います。

世の中には常に様様な価値観が存在します。
万人が賛同する見解は、存在しえません。
特に今回の被ばくに関しては百家争鳴です。

実は、みなさまがすでに気づいておられるように、
私が書いてきた論理には、矛盾が一杯あります。
あれ?と思われた方も多いでしょう。

年間100mSvまで安心ではないかと言いながら、
至急の除染や健康調査が必要だと、書いている。

東大の児玉教授発言を支持しながらも、
「概ね心配ない」発言を繰り返す。

チェルノブイリでのセシウムの結構被害の報告は
無かったと言いながら、セシウムの除染に期待する。

新たな汚染は終息したかのように言いながら
今後の子供のサテライト避難を支持している。

避難してほしいと言いながら、留まるひとを支援する。
あるいは、留まることを説得した政治家を賛美する。

タバコの被ばくの方が大きいと言いながらも、
周囲での受動喫煙に対して熱く抗議しない。

心配無いけど、心配だ。
心配だけど、心配無い。

一体どっちやねん!?
これは、自分自身への言葉です。

大いに矛盾することを最初から自覚しながら
このブログを書いています。

一方、
どこまでいっても心配だらけ、という専門家と
どこまでいっても心配無い、という専門家がいます。

有名な専門家の言う事を、詳しくチェックしてみても
発言の内容が変わったり矛盾していることがあります。
結局、「筋金入り」と「玉虫色」に色分けできます。

私は、玉虫色。
矛盾だらけの論理を、新たな情報に反応して
矛盾を減らしたり修正する作業が必要です。

それには、情報を集めて、自分で考えるしかない。
納得できる論理を自分で見つけるしかない。
それを納得できる行動に移して人は生きていきます。

大気汚染が怖ければ田舎に住み、
飛行機が怖ければ飛行機に乗らず、
大腸がんが怖ければ、肉を食べない。

そのように、リスクとベネフィットを自分で判断して
自分の行動を決めるしかないのでしょう。
「絶対」という言葉は、この世に存在しない。

存在すると考えた時点から、ノイローゼになる。
「だいたい」でしか判断できないのが、この世です。
今日1日生き延びただけでも奇跡だと思っています。

既存の科学では説明できない現実が存在します。
現実と対峙するには、科学に加えて哲学が必要。
できれば両者を合わせた「科学哲学」の助けが欲しい。

今は「矛盾」だらけでも、必ずどこかに収束していきます。
収束先が見えそうになったとき、初めて「納得」ができます。
早く、納得先が見えて欲しいもの。

一番重要なことは「納得」に至るまでの「不安ストレス」対策です。
妊婦と子供を除いてこの「不安ストレス」の方が膨大ではないか。
「被ばく検診」こそが、この「不安ストレス」の「除染」だと思います。