《0493》  年間5mSv [未分類]

第488回の記事に対する「怪しいコンサル」さんの
書きこみ、どうもありがとうございました。
仰せのとうりだと思います。

私は決して安心宣言をしているわけではありません。

ICRPの年間20mSvについては、週刊朝日に書いてあります。
ICRPはマンハッタン計画でプルトニウムを人に注射するなどの
人体実験に携わった組織が前身だそうです。

米国の核戦略は、原爆の威力は強調しつつも
その残虐性・非人間性が巧みに隠蔽されてきました。
ですからICRPの数字は少し色眼鏡で見る必要がある。

しかし、年間1mSV以下となると難しいので
立谷氏や玄侑氏が言われているように年間5mSv位なら
現実的な指標としてみなさん合意されるのではないか。

一方、だから年間20mSvあたりに大人は住めないのか
というと、そうとも限らないと思います。
年間20mSvを超えないように工夫して住めばいいのです。

「移動という尊厳」で繰り返し述べてきたように、
避難先と故郷を往復し被ばく量を減らせばいいのです。
自由に移動さえできれば、故郷を捨てなくてもいい。

除染と移動で、被ばく量を減らす。
そのためには各人が小型線量計を持つこと。
総被ばく量で考えることが大切。

牛や魚の出荷が許可されたとの報道を喜んでいます。
どうしても福島県産が一番気になるのですが、
放射性セシウムが少ないことを祈ります。

低線量被ばくの健康被害は、ブラックボックス。
国を挙げての検診、モニイタリング、など
フクシマの被ばく医療の推進が急がれます。