《0498》  肺炎が多かった夏 [未分類]

一昨日は大阪でもゲリラ豪雨がありました。
丁度、移動中に当たり、ビックリしました。
今年は、天候がかなり不安定に感じます。

なにはともあれ、夏が終わろうとしています。
みなさまはどんな夏でしたか?
私は諸事情で「何も無い夏」でした。

毎日のように全国からお客さんが来られます。
見学や取材に加えて往診の同行も行いました。
毎日、往診や急変があり仕事だけの夏でした。

昨日の日曜診療は風邪の患者さんで一杯でした。
みなさん、夏の疲れが出たのでしょうか。
免疫能の低下から、風邪や胃腸炎が多かった。

この夏は、意外にも肺炎の患者さんが多かった。
若い人も何人かおられました。
比較的元気であれば最近は、外来で治療しています。

平和な尼崎ですらこんな調子です。
被災地の人たちの免疫能の低下が心配です。
福島の放射能ストレスも相当なものでしょう。

家の中でじっとしていても被ばくする。
庭や学校で遊べば、もっと被ばくする。
そう思うと、息が詰まるひとも出てくるでしょう。

長期間の低線量被ばくも困りますが、
長期間の何ともいえないストレスも大変困ります。
なんとか上手くストレスを発散法して欲しいもの。

小さな食事会、宴会、祭り、小旅行くらいでしょうか。
いずれにせよ、先立つものが要ります。
義捐金や補償金が少しでも早く沢山届くことを願います。

既に孤独死、自殺のニュースがいくつか届いています。
ニュースに載らない死も多いのではと想像しています。
私は被災者の健康問題は、これからだと思っています。

尼崎でも気温の変化についていけない人が沢山おられます。
夜のクーラーで体を冷やしすぎる人が多い。
私はこの夏、寝るときに一度もクーラーを使いませんでした。

これからは、体を冷やしすぎないようにお過ごしください。
と言っても、日本はとても広い。
このブログを読んで頂いている方は北から南までさまざま。

3.11以来、毎日、震災のことを書いてきました。
私なりに、鎮魂のつもりもあります。
半年にあたる9.11までは、続けたいと思います。

極論、暴論には沢山ご批判を頂き、大変勉強になります。
こんな拙文を載せて頂く朝日新聞にも感謝申し上げます。
忙しくてなかなかレスできませんが、お礼申し上げます。