《0499》  すぐに被災地に着手して欲しい [未分類]

野田さんが代表に選ばれたという報道を、往診先で見ました。
前の家では、海江田さんと聞いていたのでビックリしました。
5日前、私は野田さんの演説を目の前で1時間、聞きました。

全くの偶然ですが8月25日、会議のため議員会館にいました。
時間が空いたのである議員さんの計らいである会合に出ました。

「あるべき社会保障と財源を考える会」
―政策による代表選をめざす意見交換会―
という議員さんの会合でした。

要するに代表選・立候補者の、議員さん向けの演説会です。
2~3時の1時間、野田さんの演説を最前列で聞きました。
衆議院本館控室は議員さん、マスコミ、カメラで一杯でした。

その日は、鹿野さん、前原さん、野田さんの演説があったが
全くの偶然で、野田さんの時間だけピッタリそこにいました。
終了後、本来の目的である厚労省内での会合に向かいました。

その時点では野田さんの可能性は低いと噂されていました。
私は、目の前で、政治家の必死の演説を見て感心しました。
演説のうまい方だなー、というのがその時の正直な感想。

社会保障に関する彼の持論が、1時間、展開されました。
その中で在宅医療の充実と、医師看護師の過重労働改善
についても述べられました。

慢性期医療の充実についても述べられました。
ちょうど、慢性期医療協会の会議の後でした。
財務大臣が医療を語るんだ! と驚きました。

印象に残っているのは、演説の冒頭で「被災地」、
特に「福島」について力強く言及されたことです。
「何はさておき震災復興を最優先する!」と言われた。

空耳ではありません。
5日前に目の前で聞いたことですから、忘れません。
そして本当に野田さんが、代表になられた・・・

驚きました。
まさかのまさか。
偶然とはいえ、総理になる人の演説を、目の前で聞いていた。

野田さんには、有言実行を期待いたします。
津波と原発の処理と復興に、間髪を入れず全力を挙げて欲しい。
被災地の方も「今度の総理こそは」と期待されているでしょう。

被ばくマップの作成、除染の実行、汚染土の処理、
避難の目処、補償、風評被害対策、がれきの処理・・・
山積する課題に、本当に命がけで邁進して欲しい。

パーフォーマンスは要らない。
言葉遊びも要らない。
欲しいのは「本気」です。

町医者のブログに政治の話を書いてしまいました。
もし気を悪くした方がおられたら、ごめんなさい。
しかし本当の話ですから、堂々と記しておきます。