《0501》 防災は最高の予防医療 [未分類]

今日、9月1日は防災の日です。
震災後、「防災意識」が国中で高まっています。
各地でイベントやセミナーが開催されています。

私は、これは大変重要なことだと思います。
震災以前は、「防災」と聞いてもピンと来ませんでした。
しかし被災地を巡ってやっと「防災」が確信できました。

「釜石の奇跡」が報道されています。
釜石の子供たちが1人も犠牲にならなかったのは
日頃の地道な防災訓練の賜物だったそうです。

私も被災地を巡って以下のように実感しました。
防災とは、逃げること。
普段から逃げ方をイメージしておくこと。

動ける人は自分の足で逃げる。
動けない人は、誰が背負って逃げるか決めておく。
老人さんは、若者が背負って逃げる。

知人が「おんぶ紐」を紹介してくれました。
老人や障害者を「背負い逃げ」する時の必須アイテムらしい。
こんなものを用意しておくことが、防災だと思います。

防災は地味なもの。
普段はピンとこないでしょう。
しかし、釜石の奇跡を思い出して防災訓練しましょう。

訓練することは、心の準備も一緒にすることになります。
慌てないためにも、訓練が重要なのです。
釜石では、毎月のように繰り返していたそうです。

こまめに訓練することが大切です。
はっきり言って、防災訓練をしっかりしていたら
今回、多くの命を救う事が出来たのです。

医者は1人の患者さんの命を救うために10人もの
チームで夜を徹して全身全霊を捧げます。
しかし、防災は、何千人もの元気な命を救えるのです。

ですから、「防災は最高の予防医療」だと。
多くの命を救えるのが、「防災」なのです。
予防医療の究極の姿だと確信しています。

尼崎でも、避難場所が検討されホテルなどの高い建物
が避難場所に指定されつつありました。
こういう地道な活動が、今、一番大切なことです。

昨日、500回目であることをすっかり失念していました。
何となく書いていたらここまで来ました次は第1000回。
お祝いの書き込みを頂いた皆様にお礼申し上げます。