《0518》  長野県松本市から [未分類]

昨日の土曜日は普段より大忙しでした。
連休前だからでしょうか。
外来に入ると20冊以上のカルテが並んでいる。

最初の方から、いきなり救急搬送が必要でした。
その後も、「濃い」「難しい」患者さんが続きます。
短時間で詳しい検査をして、大体の見当をつける。

そんな中でも患者さんは、沢山のお喋りをされます。
自慢話をして、趣味の話をして、おまけに私の体調
まで気使ってくれる親切な患者さんもいます。

「早くしろ」、「遅いぞ」との声が耳に入る中
診察室でゴルフスイングを自慢する患者さん。
どうたしなめたらいいのか、迷っていました。

なぜか、土曜日に患者さんは集中します。
今回のように連休前だと特に集中します。
休みに入る不安からでしょう。

私のクリニックは年中無休で、日・祝も2人の
医師が診療してるのですがそれでも不安な様子。
そんなかんなで、座る椅子も無い大混雑でした。

初診の方も何人かおられました。
かなり遠方からの患者さんもおられます。
近くても遠くても気は抜けないのですが。

午後は毎週恒例の「なんでもよろず相談」です。
つどい場さくらちゃんの丸尾さんがスタンバイ。
その後、緊急往診の電話がかかってきました。

往診を終えメインスタッフ5人と学会出張へ出発。
新大阪駅に着いたのは出発3分前。
階段を駆け上がりギリギリで新幹線に滑り込み。

そして4時間後の20時に長野県松本に到着。
明日から開催される学会に5人で参加します。
全国の同志と会える貴重な機会でもあります。

在宅ケアを支える診療所・市民ネットワーク、
第17回全国の集いin しんしゅう。テーマは、
「住み慣れた地域で最期まで暮らし続けるために」

21時から松本駅前の店でみんなで会食しました。
当法人の訪問看護ステーション所長(男性)の後輩で
松本在住の看護師さんを囲んでワイワイやりました。

男性看護師は長野の大学病院の救急現場にいます。
かつては尼崎の病院で働いていたご縁があります。
彼の案内で、深夜まで松本の夜を堪能しました。

何を書きたいのか。

さっきまでの看護師さんの熱い議論を書きたいのです。
大病院の救急で働く看護師と当院の訪問看護師の会話。
かつての同僚の互いの看護観についの議論に私も参戦。

現場の看護師さんも揺れています。
医者と同様に専門分化が進みつつあります。
専門性と総合性の両立に悩んでおられました。

これは医者も一緒です。
専門性と総合性を、制度としてどう両立させるのか。
専門医制度も揺れているのですが、看護師さんも同じ。

松本は混んでいます。
どこもここも満員。
映画「神様のカルテ」の影響もあるのかな。

昆虫学会も開かれているとか。
町を歩いていりると、昆虫学会の人たちが多い。
医療介護系の人と、少し雰囲気が違います。

気温25度。
ちょうど心地よい温度。
道端で眠りたい気分です。

初日は、地元を代表して鎌田實先生が講演されます。
在宅医療の祖である、黒岩卓夫先生も講演されます。
しっかり在宅ケアの勉強して帰りたいと思います。

明日も、松本からレポートします。