《0052》 葬儀屋さんも参加する勉強会 [未分類]

私の師匠でもある尼崎の桜井隆先生が、このたび講談社から
「大往生なんか、せんでもええやん!」という本を出版されました。
タイトルを読むだけで、何かを感じるでしょう。
表紙に載った桜井先生の思いっきり笑顔を眺めるだけでも癒される、とてもいい本です。

その桜井先生が代表を務める「阪神ホームホスピスを考える会」という
極めてファジーな勉強会があります。
私も世話人です。
一般市民も誰でも参加できる、実に風通しのいい勉強会です。
この勉強会では、毎回、在宅ホスピスケアのみならず、生と死に肉薄したテーマについて議論します。
時には、葬儀屋さんも交えて、生と死について語ります。

生きている時は100円の医療費をケチるのに、なぜ死んだ途端に、
葬式に莫大な支出をするのか?と言って、葬儀屋さんを責めます。
医師は、死ぬまでのことは知っていますが、死んだ後のことは、何も知りません。
こうして、時には、生と死を裏側から眺めたりします。
遠方から招いた講師には、「大阪らしい会」と言われます。