《0546》 平穏死の条件(その7)/往診してくれる在宅医を選ぶ [未分類]

在宅医療を掲げるお医者さんが増えています。
「訪問診療」と「往診」の違いを知っていますか?
これを知らないと、こんなはずじゃなかったに!

「訪問診療」とは、毎週ないし隔週、決まった曜日の
決まった時間に医師が訪問して診療すること。
「往診」は、読んで字の如く、呼ばれて出向くこと。

両者合わせて、本当の在宅医療です。
しかし訪問診療だけして、往診はしない在宅医もいる。
本当は、在宅医と呼べないのですが・・・

緊急電話をしても、オペレーターが出るだけ。
「救急車を呼んでどこかの病院に行ってください」
これで緊急対応のお茶を濁している医師もいます。

入所時のパンフレットに、提携在宅医が載っています。
優しそうな顔の医師が「定期的に訪問診療します!」。
でも患者さんに大切なのは、「往診」の方なのです。

ご自宅や施設での平穏死を希望されるなら、
「往診」をしてくれる医者を選ぶことです。
くれぐれも「訪問診療」と間違えないでください。

時間がかってもいいのです。
看取りの瞬間に間に合わなくてもいいのです。
とにかく手が空き次第来てくれるお医者さんを選ぶこと。

平穏死の条件、6番目は、施設や在宅の場合、
訪問診療だけでなく、往診をしてくれる
お医者さんを見つけることです。