《0055》 肝炎診療連携の講習会 [未分類]

毎日のように、C型肝炎のインターフェロン治療の啓発CMが流れています。

先日は、兵庫肝炎診療連携の講習会に参加しました。
というか、この講習を受けない開業医は、インターフェロン治療を
行うことができないシステムに、この4月から変わりました。
だから、受講しないと、現在治療継続中の患者さんにご迷惑をかけます。

これまで多くのインターフェロン治療を経験しましたが、そんな自慢なぞ、
何の関係もありません。
医学は日進月歩です。
とにかくめまぐるしく変わる、肝炎の治療戦略です。
昨日の常識は、今日の非常識となります。
とにかく、今の知識・常識が大切なのです。

7月には、マンモグラフィー検診(乳がん検診)の講習会に医師2人が、
2日間缶詰めになる予定です。
その準備講習会にも、1日潰されます。
彼らの代理医師をたてるのに頭を悩ませています。

さらに、4月から、緩和医療の講習も受けないと、緩和医療の点数が
付かないことになりました。
自分たちで沢山の勉強会を開いてきましたが、お上が指定する講習会を
受講しなければいけないそうです。
毎日、緩和医療をやっているのですが……。

私は、いくつかの専門医や資格を持っていますが、これらを維持するのは
大変です。
年に何度か学会も出席しなければなりません。
高齢になると、しんどくなって、せっかく取った専門医資格を手放した先輩医師も
見てきました。

そろそろ自分もそんな年齢かな?しかし5年前には、労働衛生コンサルタントを、
3年前には、日本禁煙学会専門医を、今年は、在宅医学会専門医を、取得しました。
よせばいいのに……。
自分でも呆れています。
専門医の資格を持っていても何もいいことはありません。

まあ、いずれにせよ、医者は生涯勉強の職業です。