《0637》 「なんでも内科」の新年会 [未分類]

昨日は医師会の新年会、大学の新年会の2つに参加しました。
いろんなお医者さんに会える年に一度の貴重な機会です。
特に大学の医局は、今考えれば、不思議な医局でした。

循環脂質、糖尿病、内分泌、神経、血液、消化器、肝臓など
ひとつの医局の中に、いろんな研究室がありました。
そういう医局(大阪大学第二内科)に在籍していました。

いろんな専門分野に分かれているので、自然と自分の専門外
の領域の知識も入って来る、そんな医局でした。
総合医という言葉がありますが、「総合内科」医局でした。

しかし約10年前に医局の臓器別再編成が起こりました。
第一内科、第二内科、第三内科という区分だったのが、
消化器内科、循環器内科、内分泌内科などに分かれました。

現在、私が属している消化器内科は、第一内科、第二内科、
第三内科の消化器グループが合併してできた医局です。
それはそれで、合理的な再編なのですが。

昨夜の医局新年会には、新しい医局員は10年以上いません。
要するに10年前に消滅した医局の同窓会だったのです。
私はいつまでたっても、医局の中では下っ端です。

深夜まで和気あいあいと各界のエキスパートのお話を伺いました。
これだけいろんな分野の医師が集まる機会はそうありません。
とても楽しい時間を過ごしました。

私が今あるのは、この医局のおかげ。
「なんでも医」をできるのは、「なんでも内科」出身だたら。
そう、感謝しながら、深夜の往診をして帰りました。